かつての目標はアメリカで勝利(ヴィクトリー)をおさめることだったヴィクトリー・ブルーイング。その後大きく成長し、現在は「日本での勝利」に向けて動き出しました。
ヴィクトリー・ブルーイング・カンパニーは、ペンシルバニア州フィラデルフィア近郊ダウニングタウンに位置するクラフトビール醸造所です。全米トップクラス、東海岸北部地域では大巨人レベルのブリューワリーです。共同オーナーで共にブルーマスターのビル・コヴァレスキとロン・バーシェットは1973年、2人が小学校5年生の時にスクールバスの中で出会いました。友情は2人が大人になりホームブルワーとして良き仲間・良きライバルとなってからも続き、その後、彼らはそれぞれプロのブルワーとなり、ビールの聖地ドイツへ赴くとヴァイエンシュテファン醸造所とデーメンスで学びます。そして、25年にわたる探求の旅にひと区切りつけ、1996年、ついにヴィクトリー・ブルーイングを設立しました。
ヴィクトリーのビールの秘密は、ヨーロッパの伝統とアメリカらしい自由な創造力との組み合わせにあります。彼らは最高の原料を追求し(ドイツから輸入する麦芽、ヨーロッパ産・アメリカ産のホールホップ、地元の小川ブランデーワイン・クリークの純粋な水)、伝統的なヨーロッパの製法と品質管理法を採用する一方で、アメリカならではの創造力と自由さでビールに新鮮な力を与えています。そして生み出されたのは、フルフレーバー、素晴らしいバランスと無類の純粋さを持つ独特のビールです。この醸造所が世界中で勝利の行進を続けている理由は、ビールを口に含めばすぐに分かるでしょう。