ミネソタ州ミネアポリス(アメリカ中西部のグローバル都市。シカゴとシアトルの間で最も重要なビジネス拠点であり交通の要衝。プリンスの出身地としても有名)発のブリュワリーであるFair State Brewing Cooperativeは、2014年の創業から間もなくRatebeer.comにて2015 Top Ten Best New Brewers in the World(全世界の新しいブリュワリーのベスト10)に名前が挙がるなど、そのみずみずしい感性で造られたビールに高い評価と大きな注目が集まるブリュワリーです。定番商品のIPAやラガースタイルのピルスナーやヴィエナラガーなどは、軒並みRatebeerでは高得点をたたき出し、さらに最近では、Surly Brewingの著名なヘッドブリュワー Jerrod Johnson氏を新しい醸造ディレクターに迎えたことやModern TimesとのコラボレーションによるHazy IPAのリリースなど、アメリカのビアギークからは熱い視線を注がれています。
クラフトビールカルチャーが大きく花開こうとしている、大都市ミネアポリス(とその双子都市セントポール)での人気は決定的で、都市情報誌City Pageでは2018年のベストブリュワリーに選ばれました。コミュニティを愛し、コミュニティに貢献する、Fair Stateの飲み飽きることのない”Session-Style”な傑作ビールの数。
『我々がブリュワリーを始めた理由はシンプル、良いビールが大好きだから。そしてCooperative(協同組合)にしたのは、人々が集まると驚くべき素晴らしいことが起こると信じているから。様々なストーリーを語り合い、新しいアイディアを出し合う?そうすることで世界が少しずつ違って見えてくる。』
『我々の目標は、全ての人々の心に通じるものをつくることを可能にする、ブリュワーとコミュニティとの自然な繋がり。永遠に続くコミュニティと良品質のビールをつくりあげているブリュワリー。』
Evan Sallee (エヴァン・サリー)、Niko Tonks (ニコ・トンクス)、Matthew Hauck (マシュー・ホークス)の3人はカレッジ時代からの友人で、共にラグビーとビール造りを楽しんでいた。彼らは長年ブリュワリーをオープンさせる事を夢見ていたが、2011年5月までミネソタ州では、ビールを造りその場で販売することが法律的に許されていなかった。しかし、その法律は覆されることとなり、Fair State Brewing Cooperativeは2014年に創業された。
Fair State Brewing Cooperativeのビールは、ドイツのドリンキングスタイルに深い敬意を払ったSession-Styleのビールを基本としている。彼らの考える”Session-Style”とは、Russian Imperial Stoutなどのビールとは違い、一度に多くの量を軽く飲めるビール、というもの。ビールを飲みながらも食事を楽しめたり、トレッキングなどのアクティビティを楽しむ余裕を持つことが出来る、丁度いいアルコール度数のビール造りを心がけているブリュワリーである。
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