1948年にグラスゴーで設立されたボトラーですが、その前身となった会社の歴史は1800年代の後半にまで遡ることができます。アメリカを主な取引先とする海運業者でしたが、当時はブレンデッド・ウイスキーの需要が爆発的に高まっており、スコッチウイスキーの輸出業に進出。その時のストックを原点として、ダグラスレイン社の歴史が始まっています。
同社が日本の皆様に愛されてきた理由は、その突出して高い品質にあります。「キングオブスコッツ」などのブレンデッド・ウイスキーの生産者(ブレンダー)としての一面を持つ彼らは、シングルモルトとしての基準に満たない樽は全てブレンデッド・ウイスキーへ回してしまいます。メインシリーズの「OMC=オールド・モルト・カスク」はもちろん、さらに選び抜いた樽から毎回数アイテムのみリリースされる「オールド&レア・プラチナム」は、現在輸入されているボトラーズ・ブランドの中の最高峰と言っても過言ではありません。コストパフォーマンスの高い「プロヴェナンス」に加えて、近年「プレミエバレル」という陶器入りの商品もリリースしています。
主なボトリングシリーズ
オールド・モルト・カスク シリーズ
ダグラスレイン社(以下、DL社)を代表するシリーズであり、いまや同社の代名詞にもなりつつある「OMCシリーズ」。ラベルには蒸留年月や瓶詰年月、カスクナンバーや生産本数などの詳細が明記されていますが、他のボトラーと大きく異なるのは、表ラベルにテイスティングノートを明記していること。そして、アルコール度数を50%に統一していることです。(アルコール度数が50%を下回る場合には、カスクストレングスでボトリングされています)
もちろん、カラーリングやチルフィルター(冷却ろ過)は全く施されず、香りや味わい、口内の感触からフィニッシュに至るまで、そのウイスキーの個性を存分に引き出したボトリングといえます。
プレミエバレル シリーズ
DL社が2005年からリリースを開始した新しいシリーズが、このプレミエバレルです。
「古きよき時代」のビクトリアン朝を想定して、1800年代後半に使われていたデキャンタが復元されていますが、当初は贈答用に作られたシリーズでした。しかし日本を含めた世界中で、発売当初から爆発的な人気を博し、現在までに10年前後のショートペイジを中心として数々の蒸留所がリリースされています。
ラベルにはユーモアあふれる19世紀の音楽ホール指揮者の言葉が書かれており、当時のカツラをかぶった裁判官が、高いデスクで羽ペンを使って文章をしたためている・・・そんな風景をイメージし、あえて古めかしい文字が並んでいます。ラベル自体も四角四面にカットされておらず、所々かけているというこだわりようで、同社の徹底的なこだわりと遊び心が垣間見えるシリーズです。
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