2017年で創業20周年を迎えるFoundersはそれを祝し、ブリュワリーのアイデンティティーの一つとも言える新ラインナップ “Barrel-Aged Series”を発表(注1)。このシリーズの中でも特にエキサイティングな一本が、この“Doom”である。もともとBackstage Series(注2)の一員として2013年に発売されたが、今回Barrel-Aged Seriesの第3弾として改めてリリースされた。
このビールは、Foundersが誇る人気インペリアルIPA“Double Trouble”をバーボン樽で4ヶ月熟成させたもので、彼らが最も得意とするインペリアルIPAとバレルエイジング二つの強みを同時に楽しめる一杯になっている。バレルエイジドIPAという通常あまり試みられない両者の組み合わせを二つの世界の衝突になぞらえ、Doom(最後の審判/破滅)という個性的な名前を冠している。
その味わいはベースとなったインペリアルIPAならではのシトラス、タンジェリン、松といったアロマが樽由来のバニラやオーク、ココナッツと競いながらも響きあい、口に含むとホップの心地よい苦味とともにバニラやバーボンのキャラクター、蜂蜜のようなかすかな甘みを感じさせ、シトラスも交わりながらドライなフィニッシュへ導く。複雑な両者のテイストの出会いがいかに結実しているか、ぜひ一度は試してみたい一杯となっている。
注1) Barrel-Aged Series発表に伴い、これまでは限定商品の一つという扱いであったKBS(Kentucky Breakfast Stout)や、Backwoods Bastardもこのシリーズの一つとして扱われることとなった。Barrel-Aged Seriesからは、未発表のものも含め、合計で6種類のビールが2017年に発売される予定
注2)Foundersのタップルームで提供されるビールのうち最も評判がよくかつ実験的なビールをより多くの人々に楽しんでもらうために750ml瓶で極少量のみリリースする限定シリーズ。Foundersのビールすべてがそうであるが、このBackstage Seriesはとりわけブリュワー達自身が楽しむために、そしてブリュワー達のビール造りに懸ける情熱を分かち合える熱心なファンのために作られた本当に特別なビールであり、親しみを込めて「The Brewers’ Playground(ブリュワー達の遊び場) 」と呼ばれている。このシリーズはブリュワー達のパッションの赴くままに作られるため、決められた醸造スケジュールは存在せず、散発的にリリースされ、再度リリースされるかどうかもわからない。機会を逃したら二度と飲めないかもしれないこちらのシリーズだが、一つだけ確かなことは、間違いなく素晴らしく、またユニークなビールであるということだ
商品仕様
製品名: | ビール |
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JANコード: | 642860300175 |
メーカー: | Founders |